金剛頂寺真光院
山号:室谷山 本尊:十一面千手観音
創建:天平勝宝年間(749年~757年) 開基:報恩大師
札所:瀬戸内三十三観音霊場 第5番
所在地:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓4032
“日本のエーゲ海” などと称している牛窓の寺社をいくつか回ってきた。まずは瀬戸内三十三観音霊場 第5番札所・金剛頂寺 真光院、通称 “西寺” へ参拝。
このお寺も報恩大師開基の備前48ヶ寺の一つで、最盛期には堂塔9宇・塔頭11坊もあったそうだが、寛文6年(1666年)に備前藩による寛文の寺社整理により諸堂坊舎が残らず破壊されて廃寺となったらしい。しかし元禄9年(1696年)に高野山金剛頂院の院主・栄鏡上人の周旋により、千手山竹本坊より玄翁上人を中興第1世として迎えて再興したという。
お寺のパンフレットによると本尊の十一面千手観世音菩薩像は「伝・聖徳太子御作なり」と書かれてあるが、瀬戸内三十三観音所巡りというパンフレットの方は「本尊千手観音は、十世紀後半の作」となっている。まぁどっちでもいいけどね。
小高い山の上にあり、眼下に広がる瀬戸内の穏やかな海の眺めが実に素晴らしい。御朱印をいただこうとお寺にお邪魔するもインターホンがなく、玄関に置いてあった置き書きの御朱印とパンフレットを勝手にいただいて(勿論御朱印代は置いておきました)すごすごと退散。その節はどうもすみませんでした…m(_ _)m
No.38 室谷山 金剛頂寺 真光院 「千手観音」 2015-06-15(Mon)
by yan-puchi
| 2015-07-14 02:01
| 岡山県・寺院