妙福寺
妙福寺 観音院 (東寺) 高野山真言宗
山号:海岸山 本尊:千手観音
創建:延暦年間(782年~805年) 開基:報恩大師
札所:瀬戸内三十三観音霊場 第6番
所在地:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓2718
本蓮寺を出て次なる目的地・瀬戸内三十三観音霊場 第6番札所・妙福寺へ向かって県道28号線を海沿いに進んでいくと(途中で行き止まりのようになって、住宅地の細い道を通り抜けると)、延宝年間(1673年~1681年)に瀬戸内海を行き来する公・私船の夜間航行用の標識として備前藩主・池田綱政の命により建てられたという牛窓燈籠堂がある。現在の燈籠堂は昭和63年(1988年)に復元されたものらしいけど。その燈籠堂の前に何やら立派な石段が。五香宮という神社だそうで、その五香宮の隣に妙福寺があるらしい。
何でも神功皇后西国遠征の際、牛窓沖で牛鬼の難に逢って危いところを住吉大明神に救われたそうで、自ら親しく住吉宮(江戸時代に五香宮と改称)へ参拝し、武運長久、航海安全、安産等を祈願したという。そして帰還の際も再度牛窓の浦に上陸、家来の武内宿禰と共に住吉宮に参拝して戦勝に感謝して、自ら着用した鎧や冑、太刀、馬具、腹帯等を奉納されたのだとか。
そんな由緒ある神社なのだが、現在はうっすらピンクがかったコンクリート塀に囲まれていて何となく気味が悪かった。五香宮のピンク塀に沿って歩いていくと、奥に見えるは妙福寺 観音院だ。金剛頂寺 真光院が通称 “西寺” なのに対し、こちらの妙福寺は “東寺” と呼ばれているそうな。このお寺も報恩大師開基の備前48ヶ寺の一つで、西寺と同じく本尊の千手観音は聖徳太子の彫刻と伝えられており、33年ごとの開扉らしい。
訪問したのがお昼時だったにもかかわらず御朱印をお願いすると、御住職さんは快く応対してくださった。
そのうえポケットティッシュのお土産付き!
牛窓のお寺は親切だね(^^)
No.41 海岸山 妙福寺 観音院 「千手観音」 2015-06-15(Mon)
by yan-puchi
| 2015-07-16 05:26
| 岡山県・寺院