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ふらりと御朱印集め

yanpuchi77.exblog.jp

主に岡山県内の寺社でいただいた御朱印をのんびり紹介しています。関西の寺社にもふらりと出掛けます。

沖田神社

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 沖田神社  旧県社
 祭神:天照大御神、素戔嗚尊、軻遇槌命、倉稲魂命、句句廼智命、おきた姫
 創建:元禄7年(1694年)  
 所在地:岡山県岡山市中区沖元411
 沖田神社HP: http://www.okita-shine.com/
 小学2、3年生の頃に遠足で沖田神社へ行ったのだが、この神社の由来を聞き、子供だった私は怖くて仕方がなかった。あれから約40年が経ち、怖さも薄れたので再び訪れてみることにした。
 久々に行ってみてビックリ!何だかやけに立派…というか仰々しくなってる!
 沖田神社は、備前藩主・池田綱政の時代に、新しく開拓された沖新田の産土神として建立されたそうで、その沖新田の開墾は、岡山藩の藩政確立に大きな役割を果たした津田永忠が、綱政の命を受けて元禄5年(1692年)に着工したらしい。
 沖新田の干拓も完成間近、いよいよ最後の潮止め工事となった時、何度やっても翌日になると崩れるという繰り返しで、人々は「龍神さまのたたりじゃ。お怒りを治めるには人柱をたてにゃおえんぞ」と信じ込むようになっていたそうな。永忠らが大変悩んでいると、永忠の屋敷で奉公していた『キタ』という娘が自らすすんで人柱にたつと申し出て、人々が見守る中、潮止め工事の海辺から海中に身を投じたという。すると不思議に潮流が静まり、潮止め工事は完成したのだとか。その、おキタさんを祀っているから沖田神社なのだ――と。
 「ノストラダムスの大予言」を知り、あまりの恐怖に泣いてしまったくらい幼気な少女だった当時の私。人柱と聞いただけでもう怖くて怖くて…((((;゚Д゚))))
 40年ぶりに訪れてみると、いつの間にやら拝殿が建替えられていて立派になっていた(どうやら社殿の老朽化が進み、御鎮座300年の節目の機会に建替えたらしい。平成23年(2011年)秋に竣工)。その拝殿の前には、何と津田永忠&おキタさん(おきた姫)の顔ハメ看板が!
 境内には道通宮というお宮もあるのだが、こちらは天正10年(1582年)6月4日、備中高松城(秀吉の水攻めで有名)城主・清水宗治の次男が落城の際に逃走を試み、かねてより信仰していた道通宮に祈願したところ、一匹の白蛇に守り導かれて無事に逃れることが出来たという。その後、寛政12年(1800年)にお宮は沖田神社の境内に移され、沖田神社の御末社に加えられたらしい。
 社務所で御朱印を書いていただいている間、ふと目に留まった御朱印帳を新たに購入。御朱印帳を購入すると最初のページに御朱印を書いてくださるそうで、結局御朱印を2枚も書いていただくことに。更には招き猫が描かれた開運招福袋(御朱印帳袋)まで付けてくださった。実にサービスのよい神社であった。
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 御朱印帳は1,200円也(御朱印代込みなのかな)。おまけに御朱印帳袋付き♪
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 No.56 沖田神社・道通宮 「沖田神社 道通宮 2015-11-22(Sun)
by yan-puchi | 2015-12-10 02:03 | 岡山県・神社

by 楊ぱち